心理学は怪しくない。怪しいと思う原因と解消法

心理学の怪しさについて
スポンサーリンク

「心理学」。こう聞くとあなたはどういうイメージを持ちますか?

 

  • 胡散臭い。
  • 洗脳に使う奴だ。
  • 金にならない学問だ
  • エンターテイメントで事実とは違うよね

 

肯定的な意見もありますが、否定的な意見は上記のような感じではないでしょうか。

人の心を扱う学問。それは研究対象、議論対象が実態ではないのが大きい原因でしょう。

 

また、心を自由に操るというイメージから詐欺師や嘘つきが良く使うイメージがついているかもしれません。そんな知識を持っている奴は相手の心を思い通りにしたいと思っている傲慢な輩に違いない。

 

よって、「怪しいもんだ」と行きついてしまうことが多いとです。

 

それは大変勿体無いことです。物も使いようで心理学は人生を豊かにする知識を与えてくれる側面を持ちます。それを知るためにもまず心理学に対する怪しさを取り除くことが大事でしょう。

 

よって、今回は心理学に対する「怪しい」部分を取り払っていこうと思います。

 心理学を怪しいと思う理由

心理学を怪しいと思う原因

具体的に言えば

  1. 「心」という実体のない物を扱う学問だから
  2. 自分を陥れたり、操ろうとしている人が使うものだから
  3. 情報事態の信頼性がわからない
  4. 実際、使ってみても効果を感じない

 

こんな感じではないでしょうか。

 

1と3に関しては、「未知」の部分が大きいために信じられず「怪しい」という気持ちに繋がっていきます。

 

2に関しては、押し売りや詐欺師にあった経験があったり、身近な知り合いがそういう被害を受けていたり、拒否が苦手な人が多いです。

 

4、に関しては仕事やプライベートで使ってみて上手くいかなかった結果、「なんだよ。全然ダメじゃん」という落胆の感情から「やっぱ怪しいもんだな」という思考に移ったものですね。

 

要は、自分に不利益が生じることが多く、よくわかんないのが原因です。

 

人々は、不可思議な物に懐疑心を抱く

これは心理学でよく言われるものです。人は「理解できないもの」、「よくわからないもの」を怪しく感じる性質があります。

 

分かりやすい例をあげましょう。

 

ある所に若い青年がいて、恰好はカジュアルで清潔感があります。動きはおっとりしていた、少しの段差でも躓くようなおっちょこちょいな感じです。そんな青年が派手な格好の若い女性とジュエリー店に入り1000万円もする宝石を数分で購入し、店から出て寂れた袋小路の中に女性と共に消える。

 

ほら、なんか実に怪しくないですか?

自分の思っている常識の範囲外に事実が生じると俄然「怪しく」なるものです。

 

怪しいを取り払うには

怪しいを取り払う方法

「怪しい」という思考を取り払う方法は「わかる」、「理解できる」に持っていくことが何より重要です。相手を知らないと距離は縮まりませんので一生距離は開いたまま。まずは歩み寄ることが大切です。

 

お前は何なんだ?と言わんばかりに心理学を探りましょう。探る方法は色々ありますがまずは自分のスタイルにある方法で知るのが一番だと思います。

 

次に心理学の学び方について簡単に説明します

 

心理学を学ぶ方法

これは堅苦しいことはしなくて大丈夫です。「学ぶ」と聞いて堅苦しいなと思った人は安心してください。昨今は情報が沢山ありますので心理学を知る・学ぶ方法は沢山あります。自分のスタイルに合う方法でふれあってください。

 

その種類は以下のような形になります。

 

  1. 学問としてガッチリ勉強する
    本屋で心理学の入門書を買うと体系的に心理学を学べます。これのメリットは心理学を「学問」としてどう扱われているのかが理解でき、社会的にどういう立ち位置なのかがわかります。扱われる言葉もしっかりしており、論理的な思考が重要視されています。きっちりした性格の人や全体を俯瞰しながら情報を整理する人に適しています。
  2. 書籍等で日常で使われている事をチラッと知る
    人気カウンセラーの本などを読むと日常で使われている心理学を知ることが出来ます。ただし、ここら辺の本では「心理学」を学生時代に学問として専攻していない人々も含まれます。時たまスピリチアルな表現が多い方もいますので怪しさ解消を目指すのであれば心理学系の学校を卒業している方の本が有益です。ただし、心理学系の学校を卒業していない人が怪しいのかと言われると一概にそうではありません。詳しくは別の機会に説明しますが、心理学系の学校を出ていなくても素晴らしいことを発信している人々は沢山いますので誤解しないでください。
  3. ネットサーフィンしながら心理学系のワードを調べる
    ここでは一番手軽に調べられる方法です。ですが、ここも注意が必要です。現在、ネット上にある情報は様々な人々が発信できる状態になっています。そこでは、信頼性が低い情報も沢山あるのが実情です。読むサイトの信頼性を確認してから情報として得た方が有益な情報を得られます。
  4. 心理学を知っている人と友達になる
    これは一番効果絶大です。その人の人柄にもよりますが私が今まであった心理学系のキャリアを積んでいる方々は自身の経験で苦しい思いをし心理学など様々な知識で乗り越えた方々が多かったです。その結果、人柄も良い人が多い上に、心理学の良い点、悪い点をバランスよく把握している人が多いのです。もちろん変な人もいますので人選は注意してくださいね。

心理学を身近に感じる

こうやって心理学を学んでいくと身近な所で様々な心理学が活用されていることに気が付きます。そして、自分が実際に活用していることも沢山あるのです。

 

あなたは好きな人ができた時、相手に自分を好きになってもらうように様々なアプローチをかけますよね?その行動で結果を得たものの中では心理学で研究し論文として発表されたものもあるのです。

 

ここまで知れば、心理学に対する「怪しい」という感情はかなり薄れています。

 

せっかく学んだら活用する

 

心理学を学ぶことで有益なことが2点あります。

  1. 自分が苦しい時に心理学を用いながら心を軽くすることが出来る。
  2. 心理学を用いて不利益を押し付けてくる人に対抗できる。

です。

 

心を軽くする方法

人の心の動きは法則性があることがあります。自分が悩んで苦しんでいる時は視野が狭くなりがちです。心の目の視野が狭まれば苦しさは増えてしまいます。そんな時に視野を広げることが出来るのが心理学でもあります。もちろん、それ以外の知識でも視野を広げることが出来るのでバランスよく取り入れてください。

 

対抗する

残念ながら心理学を悪用しようとする人は存在します。そういう人は様々な策略で挑んでくるでしょう。でも、安心してください。この世には「簡単に」人を操る方法などありません。かなりの知識と経験、さらには運が必要になるのです。

メンタリストとして有名なDAIGOさんをご存知の方は多いと思います。TVでは人のウソを見抜きまくりで、とても凄い人でした。ですが、本などで成功率は100%ではないことを話しています。

様々な条件を制約しなければ難しいのがリアルです。TVショーとは勝手が違います。よって、よほどのことがない限り洗脳されたり嫌な行動をさせられたりすることはありません。

また悪用する側と違い防衛側はちょっと知っていれば注意することが出来、防犯率は急激に上がります。それにより「心理学を悪用する人を見抜ける」様になるのです。

何となく「あれ?なんか知ってるぞ、これ」と思っただけで相手の意図は崩れるものです。

 

注意点、即効性はありません

悪用したくても出来ないように、自分のために使おうとしても簡単には活用できません。基本的には繰り返し、繰り返し知識のインプットと行動のアウトプットを繰り返していくことになります。数日で結果が出ることはなく最短で月単位。長いと年単位の活用になるのが普通です。

即効性を期待して呆れてしまう人もいますが、小さい繰り返しをすることで前に進むことができたり、良い方向に向かうことが出来るのです。

 

まとめ

今回は心理学の怪しさを解消するために「心理学を知る」ということを提案させていただきました。この「知る」という対処法は、色々な事でも使えます。

 

自分がネガティブな印象を持っている物・人・事柄全てにおいて自分との距離を縮めると良い方向に向かいます。ただ、縮め過ぎればいいという訳ではありません。自分との「適正な距離」を保つ。これが一番の方法です。

 

さぁ「怪しい」と思っている、あなた

実際に身近にある心理学を知ってみませんか

タイトルとURLをコピーしました