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使い方で不幸にも幸福にもなる効果。その名もカクテルパーティ効果

gisinnannki_man

 

情報社会の昨今。私たちの目の前には様々な情報が飛び交っています。電子メール、電話、会話、LINEやTV、ラジオ。様々な所で情報が垂れ流し状態で、全てを受け取っていると脳みそがパンクしてしまうことは間違いなし。

ですが、私たちの体は良くできているものでパンクなど滅多にしません。(いや、私は良くしますが、、、、)なぜパンクしないのか?それは、私たちが無意識のうちに情報を精査しているからです。

本日は、そんな不思議な自動機能をご紹介!!

 

自動精査機能!その名も「カクテルパーティ効果」

自分の興味のあること、注意を払った事を集中的に感じる効果。それが「カクテルパーティ効果」と言われるものです。人は様々な刺激の中に生きています。その刺激に全て反応していては時間と体力が無尽蔵にあっても足りません。そのため、人の思考や反応は選択的であり、かつ、優先順位のつけられたものになります。

特に自分に興味のある事象に反応を強く示し、大して興味がない事柄に関しては「まるで存在していない」かのような反応になります。

例えば、大勢の人間がいる中で会話をしている状況を想像してください。あなたは、会話の相手の声がちゃんと聞こえていますよね?これは、相手の話に注意を払っているからであり、他の雑音レベルを自動に下げている結果、欲しい情報を聴くことが出来るようになっているのです。

この自動精査機能のおかげで私たちは正気を保っていられる上に正しい判断がとれるのです。

誰が見つけたの?

こんな便利な機能を人間が持っていると見つけたのは誰でしょう。それは、アメリカの心理学者E・コリン・シェリーという方です。シャリーは1953年に「カクテルパーティー効果」を提唱いたしました。

どんな実験で見つけたの?

カクテルパーティー効果はどのような実験をしたのでしょうか?

それはこんな実験でした。

被験者にヘッドホンをさせ、あらかじめ片方の話に集中するように指定して実験を行いました。その結果、集中するように言った方から流れてくる情報について被験者は良く理解していましたが、反対側から流れていた情報に関しては全然記憶に残っていませんでした。大まかにどんな話をしたかもわからない状態で全く記憶に残っていません。このことにより、人間は注意を向けた方の情報を優先し、それ以外を排除する働きがあることが証明されたのです。

ですが、この実験は終わりません。次に行ったのは集中しない方の音源に被験者の名前を呼ぶ音声を入れて行いました。その結果は面白い物でした。被験者は自分の名前が呼ばれた部分だけ集中が移ってしまい、集中する方と逆の方の情報を記憶するという現象が起きたのです。このことにより、人は自分の名前を呼ばれると強制的に意識がそちらに向くようになっているという事も分かりました。

カクテルパーティ効果を発揮させる条件

実は人間は常日頃カクテルパーティ効果を発動しています。これにより、人間の頭はパンクしなくて済むようになっているのです。もし有意識下で発動させるためには次の事を意識すればいいでしょう。

  1. 自分の集中したい物を明確化する。
  2. 自分に興味があることを理解する。
  3. 重要な情報を伝えてもらうときは自分の名前を話の中に組み込んで読んでもらう。

これら3つの事が出来ていれば、あなたの情報は有意義な物が流れ込んでくること間違いなしです。

 

他人のカクテルパーティ効果を引き出す活用法

さて、ここまでは自分のカクテルパーティ効果を手懐ける方法を説明しました。

ここでは、他人の効果を引き出し自分の話を聞いてもらう方法を実例を含めて紹介しましょう。

セールストーク編

商品を販売する際に、自分の説明を聞いてもらわなければ商品の価値がどんなに高くても買ってもらえません。そのため、まずは自分の話を聞いてもらえるように仕向ける必要があります。まず可能ならば、相手の名前を聞き出しましょう。自分が自己紹介をすれば、返報性の法則で相手も苗字くらいは教えてくれる可能性があります。それをうまく使い相手の名前が分かったら、セールストークの中に「相手の名前」をうまく導入し説明しましょう。相手は自分の名前が呼ばれる度に集中がこちらに向かうことでしょう。

ブログ編

この技術はブログでも活用することが出来ます。よく読まれているブログの文章では購読者の事を「あなた」と書いていることが多いのは有名な話です。読者に「あなた」という一人称の呼び方を採用する事で読者の興味を誘い、集中力を引き出すのです。

もちろん、メッセージを届けたい個人が明確にわかっている際はその名前をお使いください。そうする事で、相手へ確実に届きます。

もし、わからない場合は、読者を限定的にすることが友好的です。そう、ターゲット層を絞り込むのです。妊婦向けの記事を書く際でも、さらに絞り込んで妊娠したての人を対象に記事を書けばカクテルパーティ効果を引き出すことは可能です。妊娠初期の悩みや問題などを読むだけで自分の話だと思ってくれるでしょう。

あくまでも「あなた専用の記事です」というメッセージを送るのが重要です。

自分のカクテルパーティ効果を手懐ける方法

自分のカクテルパーティを発揮する条件でも書きましたが、自分が何に興味を持っているか、何を重要にしたいかを明確に決めておくことでカクテルパーティ効果を手懐けることができます。

自分の中の興味に優先順位を付けず、思いついたままにやりたいことを考えていれば様々な情報の波にのまれ、何も達成することは出来ないでしょう。全てを受け入れることが出来ないから備わった機能。それがカクテルパーティ効果です。それを忘れず、絞り込むことを実践しましょう。

カクテルパーティ効果の注意点

実はこの効果、良いことばかりではありません。心理状況にもよりますが、自分にとって良い情報ばかりを選択してくれない場合があります。その事をここで説明します。

自分が重要と思っていることが自分を幸せにするとは限らない。

自分に自信が無かったり、価値が無いと信じている人にとってカクテルパーティ効果は最悪のツールになってしまいます。なぜなら、自分は無能だという事を信じてる人にとっては「自分が無能」という情報が重要となります。そのため、自分は無能だという情報を選択的に選んで自分に届けてしまうからです。特に心身を病んで心の病に陥っていた時は注意をしてください。相手の悪口は全て聞こえ、さらにそれが自分に向けられている様に聞こえてしまいます。

そんな事が起きてしまうと、世の中全部が敵に感じ絶望の淵から突き落とされてしまうことになるのです。

自分が聴くことが全てではない

何度も書きますが、自分が聴き感じることが全てではありません。すべての情報を受け入れられる人間は存在しないのです。どんな人でも、自分の中に入ってくる情報は少なからず精査されており、客観性を重視しなければ偏った情報になるのは間違いありません。

客観性を重視するという事は自分の信じていることの反証を探るという事です。

 

幸せのために押さえておきたいポイント

自分にとって嫌な情報は意図的に精査するようにしましょう。自分にネガティブな感情を抱いている人は特に注意が必要です。自分自身が自分を攻撃している状態だったら、周りの人間も攻撃者に見えてしまうことは必然です。まずは自分の好きな所を探し、自分を肯定する必要があります。そうすることで自分の中に入ってくる情報がポジティブな物に変わっていくことでしょう。

何よりも重要なのは自信を持つこと。自分に自信を持っていれば、不幸な情報を必要以上に取り入れることにはならないからです。

どんな情報もバランスが大事です。どんな時でも反証が存在すると認識する事が幸せになるためには重要でしょうね。

 

まとめ

今回の記事で、あなたの中に入ってくる情報は「偏っているのが普通」という事を理解していただけたでしょうか?人間皆、全てを知っていると思いがちですが、実際は随分偏った情報で生きている物です。その偏りを認識するか認識しないかで行動は180度変わります。自分をより幸せにするためにバランスを意識する事が大切ですね。