2015/10/054 Shares

感情は○○だった!!感情についての驚きの事実!!

kannzyou

 

あぁ幸せだなぁ。そう聞いてあなたはどんな感情を思い浮かべますか?

好きな女性と二人でソファに座っている光景ですか?札束を一面にばらまいた広い空間で大の字で寝そべっている光景ですか?はたまた、一面の拍手喝采、カメラのフラッシュで目を開けられない光景ですか?

人によって、感情の感じ方は違うものです。千人いれば千通りの感情があると言っても過言ではありません。そして、この感情の表現方法も千差万別。一概に感情と言っても怒りや悲しみなどのネガティブな物から、喜びや幸せなどポジティブな物まで沢山の種類があるのです。

この感情というものは扱い方を間違えるととても辛いものになってしまうもの。正しい感情を操ることが幸せになる第一歩。

今回は、この掴みづらい「感情」というものをテーマにお話をしていこうと思います。

 

感情って何?

誰かがなくなった時に、悲しいと思う。試験に合格した時に嬉しいと思う。新しいおもちゃを買ってもらった時に興奮する。ジェットコースターに乗って落下する時に恐怖する。好きな人との初デートで興奮する。こういう心の動きが現れた時に「感情」を感じるのが人間です。感情は「情を感じる」と書き「心を感じる」という意味なのです。

何を当たり前の事を言ってんだ?という声が聞こえそうですが、ここが重要です。一般的に「心を感じること」を感情と言います。

ちなみに人間以外も感情があるとされます。恐怖や恐れ、喜びなどを感じるて起こる行動が確認されているのです。

 

感情の種類

では、具体的に感情とはどんなものがあるのか整理してみましょう。感情というのは昔から色々研究されており、様々な分類があります。ここでは代表的な分類をご紹介しましょう

六情

まずは、日本でも中国でもポピュラーな分類。六情では6つの感情が登場し喜・怒・哀・楽・愛(いとしみ)・憎(にくしみ)の6つで説明されます。。

三字経での分類

伝統的な中国の初学者用学習書である三字経には感情についての説明があります、それは「曰喜怒、曰哀懼、愛悪欲、七情具」と説明されており人には喜・怒・哀・楽・懼(おそれ)・愛(いとしみ)・悪(にくしみ)・欲の七つの情が備わっているというのです、

中国の五情

これは5つの感情を説明しています。喜(よろこび)・怒(いかり)・哀(かなしみ)・楽(たのしみ)・怨(うらみ)の5つです。これは五行説に合わせて決められたという話で喜は木、怒は金、哀は水、楽は火、怨は土に割り当てられるよう作られています。

インドの伝統的な美学理論「ナヴァ・ラサ」

インドでは人間の基本的感情を9つで表す「ナヴァ・ラサ」というものがあります。

  1. シュリンガーラ(恋愛感情、恋する気持ち、愛する気持ち)
  2. ハースヤ(滑稽な笑い)
  3. カルナ(悲しみ)
  4. ラウドラ(怒り)
  5. ヴィーラ(勇ましい気持ち、活力あふれる気持ち)
  6. バヤーナカ(恐れ)
  7. ビーバッサ(嫌悪)
  8. アドブタ(驚き)
  9. シャーンタ(平和)

この9つが基本的感情とされるものです。

Plutchik (プルチック)の感情の輪

1980年にロバート・プルチックが提示した「感情の輪」。これは8つの基本感情と、二点の組み合わせからなる8つの応用感情で人間の感情を表現したものです。図にするとこんな感じになり、色が濃い中心が強い感情、外側の淡い色の部分が弱い感情となります。そして、隣通しの感情が交わると新しい感情が構築されるという仕組みです。

例えば、憧れと大喜びが交わると愛情に変わります。激怒と警戒が交わると攻撃に変わるのです。これは幅広い感情を詳細に把握できるので素晴らしい図解となっていますね。

色々な感情が出てきましたが、基本となるのは喜・怒・哀・楽・愛・憎で共通していますね。

国が違っても大体同じと言うあたりが皆同じ人間なんだなと面白く感じますね。

 

感情を表現する語句

感情というのは簡単に表現できるわけではありません。特に日本は情緒の国。そんな日本では一つの感情でも様々な表現方法を持っています。それぞれに使い方があり伝えたいことが変わるというのは面白いですね。ですが、残念ながらすべての文言を使い分けられる人は、滅多に居ません。そんな豊富な表現方法をここではご紹介します。

歓喜、狂喜、驚喜、愉悦、恐悦、悦楽、雀躍、喜々・・・・etc

激怒、憤怒、憤激、憤慨、鬱憤、赫怒、激昂、痛憤・・・・etc

 

このほかにも日本は世界でも珍しい四季がしっかり別れた国。その四季を感情豊かに表現する言葉も沢山あります。今回は割愛しますが、感情の表現というのは本当に様々な物がありますね。

 

感情ってどうやって定義されたの?

そんな多種多様な感情というものは一体どういう風に理解していったのでしょうか?気づいた時には楽しい気持ちや悲しい気持ち、それぞれを身に着けていましたよね。

実は、感情というのは後付けで付与されたものだと言われています。身体的反応を感情的認知で理解したという事なのです。

そう、あなたの身体的反応に名前を付けたもの。それが「感情」なのです。

私はこの事実を知った時に驚きのあまり口が閉まらず涎を垂らしてしまいました。だって、感情って生まれながらに「知っている物」だと思っていたんです。

 

ですが、これを知ってから知り合いの子供たちを観察するようにして納得しました。子供たちは初めて遭遇する感情(体の反応)に最初は上手く対処する事が出来ず「泣く」という行動がメインになります。それから、親の行動や兄弟の行動、はたまた、友達の行動を見ながら真似をして感情を定義していくのです。

小さい子供の怒り方が親そっくりなのは、これが理由です。同じような怒り方や怒った時の態度を示しますよね。自分の身近な人間の真似をすることで人は感情を手に入れるのです。

よって、感情豊かな人が身近に多くいる子供は感情豊かになる可能性が高くなります。小さいうちに様々な経験をさせ、その経験に対する体の反応を体験させていると子供の理解能力は飛躍的に高まります。もし、英才教育をしたければ五感をフルに使う経験をさせることが重要です。

 

間違った感情の定義づけ

ここまでで感情の定義づけがどのように行われるかは皆さん十分理解できたと思います。すると、勘のいい方は疑問が湧いてくると思います。

そう、「全て正しく感情を定義づけできるのだろうか」という疑問です。

残念ながら、答えはNoです。全員が全員、自分に適した感情の定義づけをできる訳ではありません。そして、その感情の定義づけに苦しめられるのです。

分かりやすい所で言うと「緊張で震える」人と「武者震いで震える」人の思い浮かべるといいでしょう。どちらも対象の影響度の大きさから体は交感神経優位になり臨戦態勢が整った状態です。臨戦態勢とは「すぐ動きだせることが出来る状態」という事。しかし、前者の方は「逃げる」準備が整ったと考えてしますでしょう。その逆に後者の方は「戦う」準備が整ったと考えてしまうはずです。もちろん選択した経験によって、その感情は変わってくることはありますが、基本は最初の定義づけを元に発展していくもの。最初に「緊張」と植え付けてしまえば戦闘態勢に入った時に「逃げ」の選択を選びやすく「わくわく」を定義づけている人は「戦う・立ち向かう」を選びやすいのです。このスタート時点での選択肢の違いは後の経験に大きく影響を及ぼします。

 

私なんかは夜の街に繰り出す時は緊張の方が先に起きますが、友人は怪しい路地の店ほどワクワクしてどんどん行きたくなるそうです。体の反応を聴いたところ、ドキドキして胸が高鳴るからと言っていました。実は、私の体の反応も一緒。「緊張で」ドキドキが高鳴って動悸がすると思ってしまうのです(笑)

ほら、同じ反応なのにまったく違う結果が生まれていますよね。

 

感情は変えられる?

このように感情の定義づけは人によって違います。もちろん自分にとって好ましくない定義づけも行われるでしょう。このような定義づけは変えることが出来るのでしょうか?

結論から言うと実はできます!ですが、簡単ではありません。

スモールステップで自分の感情のとらえ方を修正するのが有効です。どういう事かというと、修正したい感情が出てきた時に違う感情だと刷り込むのです。

方法は簡単。それは以下の手順を踏むことを基本とします。

  1. 自分の体の反応が出た時に自動的に浮かび上がる感情をまず認識する。
  2. その認識した感情は、「間違いだ」と言葉に出して言います。
  3. 次に、「この体の反応は、○○という感情で起きている」修正したい感情について言葉を出して刷り込む。
  4. 刷り込んだら、その感情に相応しい行動を取る。

この「行動をとる」というのが重要。これが出来ないと感情は変わりません。恐怖心などの負の感情をぬぐいたい場合、行動をとるまでするのはかなりハードルが高いです。

例えば怖くて話をしにくい上司と過度に緊張しないで会話をするために「緊張」という感情を修正する。とした場合、上司と話をすることを繰り返さないといけません。そりゃ最初は苦痛です。そのため目標から過程を導き出し、小さい階段を上る様に小さいステップに分けて登っていく必要があります。

注意しなければならないのは、この特訓はかなりの時間を要すること。さらには、変えられない可能性もあるという事です。なぜなら、自分の記憶も残っていないような幼少期から刷り込まれたものを上書きするのは並大抵の事ではありません。単純に考えても、過去の感情露出頻度分だけ刷り込まなければいけません。

じゃぁ、ほぼ無理じゃん!って思った人!諦めてはいけませんよ!歳を重ねたことにより人の知性は向上しています。なので、刷り込み効率も幼少期に比べれば高くなっていますので、思っているより早く改善の兆しが見えることもあるのです。

まずはチャレンジしてみて、自分の変化の具合を確認してください。

 

感情についての注意点

こういう話をすると、なんでもかんでもポジティブな感情に置き換えられるよう必要以上に頑張ってしまう人がいます。そんな方は是非、この話を聞いていただきたい。

この世の中にあるものは無駄な物はありません。ネガティブな感情は一見不必要に見えますが、それ自体が防衛機能を有している場合もあります。危険な物には近づかない方がいいに決まっていますし、戦わずに勝てるのなら、そっちの道を選んだ方がいい。

自分がダメだと思っている感情は実は有意義な部分もあることを忘れないでください。それを自分で気づけない場合は周りの人々に聞いてみましょう。新たな一面を見れるかもしれません。

感情の上塗りは、「日常生活で強制しないと、どうしても辛い面が多い」という場合にのみ使うのがセオリーです。さらに、その時は専門家の力を借りて安全に行った方がスムーズにいきます。

 

まとめ

感情という抽象的な物を具体的に考えてみた今回の記事。いかがでしたでしょうか?感情とは生まれながらに持っている物と思いがちですが、以外にも後付けだったのですね。人が生まれながらに持っているのは体の反応。後は、蓄積された記憶や本能によって思考となるのです。

感情のコントロールというのは難しく、失敗する事も多い部分。少しでも幸せを感じられるように感情を変えていけるといいですね。

ただ単にコントロールするだけなら様々な技術がありますので、今後ご紹介していこうと思います。ですが、今回はここでおしまいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。